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2025/02/13
当院リハビリテーションが目指すリハビリとは:守口市で受けられる専門的リハビリ
目次
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リハビリテーションとは

リハビリテーションとは、患者様の身体機能や生活の質を改善することを目的とした専門的な治療です。当院では、病気やけが、手術後の回復期にある患者様に対して、専門的な治療やリハビリテーションを提供します。当院では、患者様の心身機能や日常生活動作の回復、活動的な生活、社会復帰等の支援を行います。医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門家チームが協力して、患者様一人ひとりに最適な治療プランを立案し、実施します。

対象となる主な症状や疾患

リハビリテーションが対象とする主な症状や疾患は多岐にわたります。脳卒中や脊髄損傷などの神経系疾患、骨折や関節疾患などの整形外科的疾患が対象です。また、加齢に伴う身体機能の低下や、スポーツ障害の回復支援なども行います。

当院でリハビリテーションを行う方の約6割が脳血管疾患、3割が運動器疾患、1割が廃用症候群等その他の疾患の方です。

リハビリテーションの特色

リハビリテーションは、患者様の機能回復や生活の質の向上に焦点を当てています。急性期の治療が主に疾患の診断や治療に重点を置くのに対し、回復期では患者様の残存機能を最大限に活用し、日常生活や社会生活への復帰を支援します。また、長期的な視点で患者様をサポートし、継続的な治療やフォローアップを行うことも特徴の一つです。

 

リハビリテーションで行われる主な治療法

リハビリテーションでは、患者様の状態や目標に応じて様々な治療法が用いられます。ここでは、主な治療法について詳しく説明します。

理学療法

運動療法

運動療法は、リハビリテーション治療の中核を成す重要な治療法です。運動を行うことで、患者様の障害や疾患の治療を行う療法で、身体機能の回復や維持、症状の改善を目的として行われます。また、生活習慣病の改善や予防に対しても積極的に行われています。

関節可動域訓練

関節可動域訓練は、関節の動きを改善し、柔軟性を高めるための訓練です。関節の硬さや動きの制限がある場合に効果的です。理学療法士、作業療法士の指導のもと、ゆっくりと関節を動かし、徐々に可動域を広げていきます。この訓練は、日常生活動作の改善や痛みの軽減にも役立ちます。

筋力トレーニング

筋力強化訓練は、筋力の低下を改善し、身体機能を向上させるための訓練です。自体重を利用した運動や、軽い重りを使用した運動など、患者様の状態に合わせて適切な負荷をかけながら行います。筋力の向上は、姿勢の改善や転倒予防にも効果があります。

バランス訓練

バランス訓練は、身体のバランス能力を向上させ、安定した姿勢や動作を獲得するための訓練です。立位や歩行時のバランスを改善し、日常生活での安全性を高めることを目的としています。様々な姿勢や動作でのバランス保持練習を通じて、徐々に難易度を上げていきます。

作業療法

作業療法は、日常生活動作の改善や社会生活にむけた治療、指導、援助をしています。作業療法士が、患者様の生活環境や目標に合わせて、具体的な活動や作業を通じてリハビリテーションを行います。食事、着替え、入浴、家事などの応用的な生活動作の練習から、職業復帰に向けた訓練まで、幅広い内容が含まれます。

言語聴覚療法

言語聴覚療法は、言語や嚥下機能の障害に対する治療法です。言語聴覚士が、発声・発語訓練、言語理解・表出訓練、嚥下訓練などを行います。脳卒中後の失語症や構音障害、嚥下障害などに対して効果的です。これらの治療法は、患者様の状態や目標に応じて適切に組み合わせて行われます。リハビリテーション医師や専門スタッフが、個々の患者様に最適な治療プログラムを立案し、実施していきます。

リハビリテーション先進機器

リハまる:MR(複合現実)の最先端技術で、3D空間での立体的リハビリトレーニング

【特徴】

現実世界でゴーグル越しにCGのトレーニングメニューを投影させることにより、身体機能訓練と合わせて、空間認知力、注意力、記憶力などの認知機能を高めることができます。年齢問わず、楽しみながら実施できるコンテンツが沢山あります。


 

Curara(クララ): 歩行トレーニングロボット

【特徴】

加齢や事故、病気などによって歩行が難しくなってしまった人のための歩行トレーニングロボットです。一般的な歩行アシストロボットとは異なり、「Curara自身が利用者に歩行を教えてくれる」という特徴があります。見た目もスリムでスタイリッシュ。圧倒的に軽く、女性でも使いやすいデザインとなっていながら、パワフルな機能を実現しています。


 

IVES(アイビス): 電気刺激装置

【特徴】

筋肉の動きを電気信号(筋活動電位=筋電)として読み取り、動きに応じた電気刺激を筋肉に与えるものです。少しだけ動かしたら弱い刺激が、大きく動かしたら強い刺激が入ります。一般的な低周波治療器に多い、あらかじめ設定した電気刺激を一定量送り続ける仕様とは異なり、日常の中での自分の筋肉の力で治療をサポートします。

【使用目的または効果】

鎮痛及び筋委縮の改善


 

PABLO(パブロ):ニューロリハビリテーション用ロボティクスデバイス

【特徴】

指の運動から手首・上腕それらを支える体幹部、下肢、そして高次機能までを各デバイスによって訓練ができます。それぞれのデバイスで評価や訓練内容の設定を行うことができ、一元化されたソフトで総合的にリハビリテーションステージを見ることが可能です。

【効果】

モニター上の対象物を体の動きで操作し、ゲーム感覚で動きを回復させていくことが可能です。また、「集中力が続かない、物事の同時進行が難しい、空間の見落とし」 等といった高次脳機能障害と呼ばれる症状へのリハビリとしても有効です。他にも、歩く時の足の動きやバランスを調べることが出来ます。


 

バイタルスティム・プラス

【特徴】

電気療法機器で、飲み込みに関与する喉の筋肉に低周波刺激を送り、筋肉の再教育を助けます。飲み込む力を強めることで食べる安全性を高め、食べる楽しみを支援します。

【使用方法】

喉の前方にある飲み込みに関連した筋肉に電極を貼り、嚥下訓練を行います。


 

舌圧測定器

【特徴】

口腔機能検査で用い、舌の力を定量的評価することによって舌機能の低下を把握します。舌を動かす・押しつぶす・ゆるめるなどの舌の運動機能を鍛え、口腔機能の向上を行うことで食べる働きにも効果が期待できます。

【使用方法】

舌圧プロープを口腔内に入れ、硬貨リングを前歯で軽くかんで保持します。数秒間、舌で舌圧プロープのバルーンを最大の力で口蓋(上あご)へ押し付けてつぶします。数秒経つと舌圧の数値が測定器の液晶パネルに表示されます。(※義歯を使用している方は装着してから測定する必要があります。)

 

転院から当院でのリハビリテーション治療まで

当院では、急性期医療機関からの紹介による入院治療を行っています。入院から治療開始までの流れを、4つのステップで詳しく説明します。

ステップ1:転院相談と受け入れ準備

急性期病院の医療相談室やソーシャルワーカーを通じて転院のご相談をお受けします。この際、患者様の医療情報や現在の状態について詳しい情報提供をいただき、受け入れの可否を検討します。

ステップ2:入院時評価

入院時には、主治医による診察と各専門職による詳しい評価を行います。医師は前医からの情報を確認しながら、現在の症状や生活状況について詳しく確認します。必要に応じて追加の検査を行うこともあります。

ステップ3:チームによる治療計画の立案

入院時評価の結果をもとに、医師を中心としたリハビリテーションチームが治療計画を立案します。この段階で、リハビリテーションの目標や具体的な治療内容、予想される入院期間などについて、患者様とご家族に説明を行います。

ステップ4:集中的なリハビリテーション治療の実施

治療計画に基づき、365日体制での集中的なリハビリテーション治療を開始します。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門スタッフが、それぞれの専門性を活かして治療にあたります。治療は個別のプログラムに基づいて行われ、定期的な評価を通じて適宜調整されます。

リハビリテーション治療は、多職種チームによる継続的なアプローチで進められます。定期的なカンファレンスを通じて治療効果を確認し、必要に応じて計画を修正していきます。また、退院後の生活を見据えた準備も並行して進めていきます。

入院リハビリテーション

入院患者様のリハビリテーションは、より集中的かつ継続的に行われます:

1.    入院時合同評価

入院日に、リハビリテーション医師と看護師、療法士、栄養士、MSW等による詳細な評価が行われます。

2.    定期的なチームカンファレンス

医師、看護師、療法士などの多職種チームで患者様の状態を共有し、治療方針を決定します。その後、家族面談を行い、御家族様に進捗状況と今後の目標を説明させていただきます。

3.    治療計画の立案

個別の詳細な治療計画が立てられます。

4.    日々のリハビリテーション

計画に基づき、毎日リハビリテーション治療が行われます。土日や祝祭日も継続したリハビリテーションが提供されます。

5.    定期的な再評価

医師、看護師、療法士などが毎日のリハビリの成果に応じた日常生活動作の評価と修正を行います。

6.    治療計画の調整

患者様の状態に応じて、随時治療計画が調整されます。

7.    退院準備

退院が近づくと、自宅や転院先での生活を想定したリハビリテーションが行われます。

8.    自宅訪問

入院中に患者様のお宅に訪問し、家の構造に応じた導線の確認、入浴動作のアセスメント、福祉用具の選定など、退院後の生活動作を評価いたします。

9.    退院時カンファレンス

退院前に多職種チームで患者様の状態を再評価し、退院後の方針を決定します。

10. 退院後のフォローアップ計画

外来でのリハビリテーション継続や在宅リハビリテーションの計画を立てます。

入院患者様のリハビリテーションでは、病棟生活全体を通じて機能回復や日常生活動作の改善を図ります。そのため、食事、排泄、入浴などの日常生活動作も、リハビリテーションの一環として位置づけられます。これらの診療の流れは、患者様のご状態に応じた個別プランによって多少の違いがある場合があります。不安な点や疑問がある場合は、医師や医療スタッフに遠慮なくご相談ください。

 

退院後の在宅ケア

退院後は、 自宅での継続的なケアが非常に重要です。 適切な自宅ケアを行うことで、入院中のリハビリテーション効果を定着させ、目的である自立した生活に近づけることができます。 ここでは、退院後の自宅でのケアについて説明します。

医師および療法士の指示に基づく自宅でのエクササイズ

リハビリテーション医師や療法士から指示されたエクササイズを、自宅で継続的に行うことが重要です。これらのエクササイズは、患者様の状態や目標に合わせて個別に設計されています。

自宅でのエクササイズを効果的に行うためのポイントは以下の通りです:

  1. 指示された回数と頻度を守る:医師や療法士から指示された回数と頻度を守ることが大切です。過度なエクササイズは逆効果になる可能性があるため、指示を守ることが重要です。
  2. 正しい方法で行う:エクササイズの方法を十分に理解し、正しく行うことが重要です。不明な点がある場合は、次回の診察時に必ず確認しましょう。
  3. 痛みに注意する:エクササイズ中に強い痛みを感じた場合は、すぐに中止し、医師や療法士に相談してください。
  4. 記録をつける:エクササイズの実施状況や体調の変化を記録することで、次回の診察時に医師や療法士と情報を共有しやすくなります。

 

日常生活での注意点

リハビリテーションの効果を日常生活に活かすことも重要です。以下のような点に注意しましょう:

  1. 生活環境の調整:必要に応じて、自宅の環境を整えることが大切です。例えば、転倒予防のための手すりの設置や、バリアフリー化などが考えられます。
  2. 適切な姿勢や動作方法の実施::日常生活の中で、 入院中に医師や療法士から指導された適切な姿勢を保つことや合理的な動作方法を実践していきましょう。そうすることで、身体の歪みを減弱させ動かしやすい状態を維持し、安全でより自立的な生活を送ることに繋がります。
  3. 活動と休息のバランス:過度な活動は避け、適切な休息を取ることが重要です。ただし、必要以上に安静にすることも避けましょう。
  4. 食事と栄養管理:バランスの取れた食事を心がけ、必要に応じて栄養補助食品を利用することも検討しましょう。
  5. 睡眠の質の向上:十分な睡眠は、身体の回復と機能改善に重要です。規則正しい睡眠習慣を心がけましょう。

 

在宅でのリハビリテーション

自宅でのリハビリテーション

  • 訪問看護リハビリ:看護師と理学療法士、言語聴覚士が連携して自宅でのリハビリを支援します。
  • 訪問リハビリ:理学療法士や作業療法士が自宅を訪問し、専門的なリハビリを提供します。

通所リハビリテーション

通所リハビリ(デイケア)では、施設に通いながら専門的なリハビリを受けることができます。

 

多職種連携によるサポート

  • 自宅でのケアの指導:自宅でのエクササイズや生活上の注意点について、必要に応じて新たな指導を受けることができます。
  • 他職種との連携:必要に応じて、管理栄養士や社会福祉士など、他の専門職からのアドバイスを受けることもできます。

さまざまな介護保険サービスを利用しながらのリハビリの継続と自宅でのケアを適切に組み合わせることで、より効果的なリハビリテーションを実現することができます。自宅でのケアに不安がある場合は、遠慮なく医師や療法士に相談しましょう。患者様自身の積極的な取り組みが、維持期のリハビリテーションでは大切になります。

 

リハビリテーション病院の選び方:3つのポイント

リハビリテーション病院を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。適切な医療機関を選ぶことで、より効果的なリハビリテーションを受けることができます。ここでは、リハビリテーション病院を選ぶ際の3つの重要なポイントについて詳しく説明します。

1.専門性と設備の充実度

リハビリテーション病院を選ぶ際の第一のポイントは、その医療機関の専門性と設備の充実度です。

専門性については、まず医師の経験や資格を確認することが重要です。日本リハビリテーション医学会専門医の資格を持つ医師がいるかどうかは、一つの目安となります。また、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などのリハビリテーション専門職の人数や経験も重要な要素です。

設備面では、リハビリテーションに必要な機器や訓練室が十分に整っているかを確認しましょう。例えば、平行棒、エルゴメーターなどの基本的な訓練機器はもちろん、最新のリハビリテーション機器が導入されているかどうかも、治療の質に影響を与える要素となります。

当院の特徴

当院では365日切れ目のないリハビリテーションを提供しています。約100名のセラピストが在籍し、急性期から回復期、さらには維持期まで連続したケアを実現。多職種協働による充実したリハビリテーションプログラムを提供し、休日の単位数も十分に確保しています。また、訪問リハビリテーションによる維持期リハビリまでシームレスなケアを実現しています。その結果、在宅復帰率は9割を達成しています。

2.スタッフ教育体制の充実度

第二のポイントは、スタッフの教育体制です。質の高いリハビリテーションを提供するためには、継続的な専門知識の向上と技術の研鑽が不可欠です。

充実した教育体制を持つ医療機関では:

  • 経験豊富な管理職による指導体制
  • 症例検討会による治療技術の向上
  • 院内外の研修参加機会の確保
    などの取り組みを行っています。

 

当院の特徴

スーパービジョンシステム

患者様一人ひとりに最適な治療を提供するため、経験豊富なスーパーバイザーが治療場面に同席し、担当セラピストをサポートする体制を整えています。

このシステムでは、以下の点に重点を置いています:

  • 姿勢や身体の状態の詳細な評価
  • 治療効果の的確な判断
  • 日常生活動作の改善に向けた具体的な目標設定
  • 治療計画の継続的な見直しとブラッシュアップ

症例検討会

月2回、病棟別・職種別に症例検討会を実施しています。

検討会では以下を中心に話合いを行います:

  • ICFに基づく包括的な評価
  • 生活機能の向上に向けた具体的な取り組み
  • 病棟生活の質的向上のための情報共有
  • チーム医療の強化

必要に応じて、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカー、管理栄養士など、多職種が参加し、患者様の全人的なケアを目指しています。

専門性の高い初期研修プログラム

新人セラピストの育成のため、約2年間の体系的な研修プログラムを実施しています。

理学療法部門

  • 基本的な評価・治療技術の習得
  • 安全な介助方法の実践
  • 転倒予防に関する専門知識の向上

作業療法部門

  • 脳卒中後遺症に関する専門的知識・技術の習得
  • 日常生活動作訓練の実践的指導
  • 上肢機能回復のための具体的アプローチ

言語聴覚療法部門

  • 高次脳機能障害への専門的アプローチ
  • 摂食嚥下機能の評価と訓練
  • 構音機能改善のための実践的技術

これらの取り組みに加え、院外の研修会や学会への参加も積極的に推進し、最新の医療知識・技術の習得に努めています。

 

3.医師や療法士とのコミュニケーション

第三のポイントは、医師や療法士とのコミュニケーションの質です。リハビリテーションの成功には、患者様と医療スタッフとの良好な関係が不可欠です。

初診時や体験利用時に、以下のような点を観察し、評価することが大切です:

  • 医師や療法士が患者様の話をよく聞いてくれるか
  • 治療内容や目標について丁寧に説明してくれるか
  • 患者様の質問や不安に対して適切に対応してくれるか
  • 患者様の状態や進捗について定期的に評価し、フィードバックしてくれるか

また、患者様の家族や介護者とのコミュニケーションも重要です。家族や介護者への説明や指導が適切に行われているかどうかも、選択の基準の一つとなります。

 

当院の特徴

当院では、基本動作から応用動作まで、それぞれの専門性を持つセラピストを適切に配置しています。例えば、食事に関しては摂食・嚥下動作の専門セラピストが担当するなど、専門性の高いケアを提供しています。リハビリテーションの進捗については、チームアプローチによって総合的に評価・解決を図り、患者様の回復をサポートしています。
更に、各病棟にリハビリテーション室が設けられているため、医師や看護師や各療法士などが密に連携を取ることができます。 患者さまの状態をリハ場面や実際の生活場面で確認し共有して、 適切で効果的なリハビリプログラムの実施に繋がっています。

これらの3つのポイントを総合的に評価し、自分に最適なリハビリテーション病院を選ぶことが大切です。適切な医療機関を選ぶことで、より効果的で満足度の高いリハビリテーションを受けることができます。当院のリハビリテーションに関する主要な情報をカバーしました。リハビリテーションの治療内容について理解を深めていただけたと思います。不安や疑問がある場合は、遠慮なく医師や看護師、療法士にご相談ください。適切なリハビリテーションを受けることで、身体機能の回復や生活の質の向上につながることを願っています。